

サントリーレディスオープンゴルフトーナメント@六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)、最終日。
◆茂木宏美さん&北田瑠衣さん
◇ウェア
白に赤淵のバイザー、薄いピンクのウェアに、濃いピンクのスカートという茂木さんの勝負を掛ける最終日としては、ややファンシーな雰囲気で登場した茂木さんですが、ま、これはTV放送にも映ってましたね。
そしてルイさんは・・・これもTV放送に映ってましたね。
◇1番
スタートのパー5では、ティーショット&セカンドとうまくつないだものの、サードショットがショートし手前の花道からのアプローチはピンを1mほど過ぎて下りのパットが残ります。
が、この大会の茂木さんはこういうパットは特に何の問題もなく、しっかりと決めるとナイスパー発進。
◇2番
ルイさんが手前から駆け上がってピタリとピンに付けた後の茂木さんのセカンドはやや引っかかり気味にグリーン中央窪地に止まると、そこから右の段への難しいパットを段を駆け上がっての大きなスライスラインでピッタリと寄せてお先にパー。
続く3番パー3では斜め3段グリーンの一番左上の段のピンに対して真ん中の段に乗せると、ファーストパットはややずれて1m残るも、しっかり決めてパー。
そして4番パー5、続く5番パー4では、共に奥からの4mほどの下りのバーディチャンスを迎えますが、ショート&わずかに抜けて、ここもパー。
粘りのプレーが続きます。
◇7番
ずーっと打ち上げの7番パー4では、ティーショットがわずかに右に飛んでバンカー手前のラフに捕まると、ここから高い球でグリーンを狙うも、やや届かずに右手前のバンカーへ。
そしてやや距離のあるバンカーショットは、大きく低く飛び出すと、カップ付近に落下した後、そのまま段の上まで行ってしまい、そこから非常にいいタッチの超下りのパットを見せるも、惜しくも入らず△。
ちなみにここでは共に奥に外したルイさんとリーインの超下りのアプローチが、同じラインを描いてピンを過ぎた後にコツンッと当たるシーンもありました。で、もちろん昨日と同じように競技委員さんが元の位置に戻していました。
◇9番
8番では左奥ラフからアプローチで1m強まで寄せてからもちろん沈めてパーとした後の9番で、なんだか数日前に見たようなシーンが出現します。
バンカー上の難しいピン位置に対してカラーギリギリから乗せてきた茂木さんのボールのさらに向こうのカラーにはルイさんのボールがあり、ルイさんはパッティングの姿勢に入ります。
おぉ、ルイ先生。
まっすぐにカップに向かい最後の瞬間に右にクッと切れるラインを見せてもらった茂木さんは落ち着いてパッティングをすると、わずかにカップ手前で切れるも、もちろんOKパー。
そして10番パー4では左手前3mに乗せた茂木さんの後に打ったルイさんのセカンドは茂木さんの少しだけ手前に止まります。
おぉ、ルイ先生、再び。
軽いスライスラインから最後にググッと一気に左に切れるラインでルイさんが外れた後に、しっかりとそのラインに乗せて打ってきた茂木さんのボールは、同じように最後に一気に左に切れて、カッコーン。ナイスバーディー。
ルイ先生、ありがとう。
◇13番
11番打ち下ろしパー3で、グリーン手前のピンに対してさらに手前の狭いエリアに乗せてきた茂木さんですが、2mのパットは惜しくも横を抜けてしまい、パー。
そして迎えた打ち上げの13番パー4では、茂木さんがやや突っ込みすぎて奥のラフに外した後、ルイさんがさらに突っ込みすぎて、さらに2mほど奥のラフに外します。
おぉ、ルイ先生、三度。
とかまあそれはそれとして、ここで見せたルイさんと茂木さんのプレーはまさにプロという素晴らしいものでした。
まず、ルイさんは、ややゆっくりめの一定速度のスイングでボールの下を打ち抜くと、ボールはふわりとやさしく空に舞い上がり、カラーの少し先に落ちると、コロコロと転がってカップの横1m弱にピタリ。
それを見た茂木さんも同じように打つのかなと思いきや、素振りの感じがなんだか少し違います。ルイさんよりもグリーンに近かった茂木さんは、小さめのバックスイングから低く長いフォロースルーを取ると、低く飛び出したボールはルイさんよりも少しだけ先に落ちると、コロコロと転がってカップすぐ手前にピタリ。
ふたりとも、鮮やか。もう、完璧です。
◇15番
ここの茂木さんのベタピンのイージーバーディーはTV放送に映っていましたが、実はここのセカンドは大いに盛り上がるショットの競演でした。
3人ともFWの非常にいい位置からのショットで、まずルイさんがまさにベタピンに付け、さらに茂木さんが1m弱に付け、さらにリーインさんもほぼカップ位置に落ちた後奥2m弱に付けたので、定点観測ギャラリーも大いに盛り上がっていました。
もちろんルイさんがタップインバーディー、茂木さんもしっかり沈めてバーディーとし、ニッコリ。
◇16番
しかし次の16番パー4では、ティーショットが右ラフに行き、気合で振りぬくも届かずに右手前のバンカーへ。
茂木さんが完全に隠れてしまうような深いバンカーからのショットは、ギリギリ浅めの角度でグリーン面を捉えるも、どうにも止まらずに左のラフまで抜けてしまいます。
そしてこのアプローチが1m強ショートし、このホール△。
実は直前に前の組の森田理香子さんが全く同じステップでパーを逃していて、定点観測していたギャラリーには、同じことしてるよーと映っていたかもしれません。
◇17番
このホールのプレーががなぜTV放送に載らなかったのか、非常に理解に苦しみます。
なぜなら、茂木さんがスーパーショットを見せたから。
2日目は横1.5m、3日目はカップをかすめて奥1.5mに付けてバーディーを奪ったこのホールでの茂木さんのティーショットは、右サイドバンカー上の非常に難しいピン位置に対して真っ直ぐに飛び出すと、バンカーを越えたカラーギリギリにドンッと落ちて、そこからピンに向かって真っ直ぐに転がっていきます。
入れーーーっ!!!
の声の掛かる中、ピンに当たるかと思われたボールは、しかしわずかに横を抜けると、奥1.5mで止まります。
これはもちろんしっかりバーディーとしたのですが、昨日に続いて2日連続のベストショット&ベストパットでの完璧バーディーは、茂木さんの好調時の姿をギャラリーのみなさんに印象付けると共に、最近もしかしたら無くしかけていたかもしれないショット&パットへの自信を取り戻すきっかけに、必ずなってくれるに違いないと言い切れます。
この大会でのこの17番のプレーは、少なくとも僕は絶対に忘れません。
◇18番
TV放送にもあったように、右ラフから思い切って全力で振り抜いたセカンドは奥のラフに行き、アプローチがピンを大きくオーバーし、長めのパーパットは入らずに、最終ホールは△。
残念。
◇まとめ
上がり4ホールが○△○△で最終日イーブンパーとは言え、最後の△がちょっとこたえているかなと思ったんですが、ホールアウト後の茂木さんの表情には、その悔しさよりも、4日間戦い抜いた満足感があふれていました。
帰ってきてTV放送を見てみると、パーパットが外れた後の茂木さんは、結構淡々とした表情をしていましたよね。
あれは別に喜怒哀楽の表現が乏しいとかそういことではなくて、最後は△になっちゃったけど4日間終わったなーという感慨に浸っていたんだと思います。
たぶんね。
◇リーインさん
最終日のリーインさんは、14番まで完璧でした。去年のリゾート最終日のミジョンさんを髣髴とさせる、優勝争いをしている中でそれだけのプレーを目のまで見せられたら、もう参りました、脱帽です、という雰囲気でした。
が、15番、16番のバーディーパットあたりから初優勝のシビレが来たのか、うまく打ち切れなかったのが残念でしたが、14番までは、ドライバーの飛距離&精度、セカンドショットの高さとキレ、そして絶妙のアプローチに、常に30cmオーバーするパットと、ただただ素晴らしいの一言でした。
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