« 茂木さん優勝!物語Ⅱ-④ | トップページ | 茂木さん優勝!物語Ⅱ-⑥ »

茂木さん優勝!物語Ⅱ-⑤

mogi_070604s.jpg

12、10番

 後半の10番は、まずは心臓破りの坂第2弾から始まります。
ここも選手はコンベアですいーっと上がっていくすぐ横を、
ギャラリーが息を切らしながら上っていくことになります。

さらに11番へのインターバルで、心臓破りの坂第3弾が現れ、
選手がコンベアですいすいーっと上がっていくところを、大きく
迂回しながらギャラリーが上っていきます。

というわけで、11番を過ぎると同伴ギャラリーの気力・体力
共に著しく消耗するため、応援の元気が急速に失われるのですが
そこは地元の応援団なので、気合で声を出し続けていました。

なお、茂木さんのプレーの方は、基本的に前半と同じ流れのまま
12番までパープレーが続きました。

13、13番~その1

 そして迎えた13番510Yパー5。ここでついに事態が動き
始めます。

それはまず茂木さんのティーショットの乱れから始まりました。
左に飛び出したボールは左のラフで跳ねると、少し先で止まった
のですが、このボールに近づいてみて愕然としました。

木のすぐ後ろ10cmほどにあるのです。

それほど太い木ではありませんでしたが、グリーン方向は完全に
木に遮られている上に、スタンスも取ることができず、これは
真横に出すしかなくて、それも左打ちか右後ろ打ちかでしか出せ
ないのではないかと思いました。いくらパー5とは言え、この
状況ではボギーも覚悟しなければいけません。

しかし茂木さんはボールのところに来ると、しばらく悩んだ後に
真横ではなく、FW斜め方向に向いて軽く素振りを始めます。
どうやら果敢に前に出そうとしているようですが、フォロー
スルーがほとんど取れないだけに、ギャラリーも息を呑んで
ショットを見守ります。

そして、パンチショット気味にボールを叩いてピタッと止めた
スウィングから放たれたボールは低い弾道で斜め前に飛び出すと
FWを横切って反対側のちょいラフで止まります。

まずはナイスアウト。ラフに入ったもののボールは見えているし
ライとしてはそれほど悪くなく、さらに距離もだいぶ稼げたので
サードショットでFWを使えば十分にグリーンに乗せれる状況に
なりました。これでまずひとつ神様のいたずらを乗り切ります。

14、13番~その2

 そしてサードショットはグリーン面を捉えるも、やはりラフ
からで止まらずに、左奥のカラーを越えてちょいラフまで行って
しまいます。残ったのは距離の長い下りのアプローチ。冷静に
見て、うまく寄れば御の字、そんなアプローチでした。

ライの状態を確認しながら入念に素振りをし、一息付いてから、
柔らかいウェッジ使いで、ボールをグリーン面に落とします。

コロコロ、コロコロ、コロ、コロ、コロンッ。

は、入りました。入っちゃいました。ナイスバーディー。

ボールの行方をじーっと見つめていた茂木さんは、カップに吸い
込まれた瞬間に、渾身のガッツポーズ!

ものすごく力のこもったそのガッツポーズには、ここまでの自分
自身のもどかしいプレーに対する茂木さんの気持ちがはっきりと
現れていて、その気合と興奮は11番以降疲労で盛り下がり気味
だったギャラリーにも一瞬で伝わって、一気にヒートアップ。

数限りなく掛かったナイスバーディーの声援に応える茂木さんの
笑顔は、まさに最高の一言に尽きました。

【茂木さん優勝!物語2-⑥ に続く】

|

« 茂木さん優勝!物語Ⅱ-④ | トップページ | 茂木さん優勝!物語Ⅱ-⑥ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 茂木さん優勝!物語Ⅱ-④ | トップページ | 茂木さん優勝!物語Ⅱ-⑥ »