まずはホテルで観戦準備。昨日とはちょっと気合が違います。準備した観戦グッズは以下の通り。
①RUI COSTA⑩ユニフォーム:日本で購入済み。たとえ無用なトラブルを避けるためにスタジアム外でのゲームシャツ着用は御遠慮ください、と言われてもこればかりは譲れません。
②Portugal EURO2004公式キャップ:日本で購入済み。でも現地で同じのがあって、そっちの方が安かった。
③Portugal タオルマフラー:国歌斉唱時に掲げるために必須。
④EURO2004公式ラッパ:昨日スポーツショップで買い物した時におまけで貰いました。もちろんPortugalカラー。
⑤EnglandTシャツ(赤):こっそり下に着るために。イングランドも好きなチームなので。。。
⑥EURO2004公式バッグ:いつものリュックは青色なので、やはりPortugalカラーで。
ユニフォームを着用し、キャップをかぶり、タオルマフラーとラッパをバッグに入れて担ぎ、もう全身どこをどう見てもポルトガル・サポーターになって、準備完了。完璧です。
昨日のこともあるので今日は少し早めに、3時間半前にホテルを出発。
さすがにこの時間だと地下鉄もそれほど混んでおらず普通にルスへと進んでいきます。
それにしても、イングランド・サポーターばっかりです。
地下鉄のホームも、社内も、応援歌で盛り上がる白いサポーターがほとんどで、赤いアウェイシャツを着たイングランド・サポーターも含めると、少なくとも8割以上は確実にイングランドサポーターです。
なぜだ?ここはポルトガルではないのか?首都リスボンではないのか?ポルトガル・サポーターはいったい何をしているのだ??
これでは完璧にポルトガル・サポーターになり切っている私がとてつもなく浮いているじゃないか。そしてかなり身の危険を感じるじゃないか。万が一ポルトガル・サポーター風の日本人が絡まれたら、助太刀してくれよ、ポルトガルの人たち。わざわざ遠い日本から君たちの代表をサポートしに来ているんだから。頼むよ。
などど考えている間に、何事もなくルス駅に到着。ぞろぞろと出口に向かいます。
外に出て周りを見渡すと、出口すぐそばの噴水はすでにイングランド・サポーターが占拠済み。フラッグを掲げ応援歌を歌い気勢を上げています。楽しそう。スタジアムに向かう観衆の群れも、どうみても7~8割がイングランド・サポーターです。
なぜだ?ここは決勝の舞台ルス・スタジアムではないのか?ベンフィカ・リスボンの本拠地ではないのか?ポルトガル・サポーターはいったい何をしているのだ??
首を傾げながらセキュリティチェックを受けて、写真撮影スポットとなっているエウゼビオの銅像を横目で見ながらスタジアムの下まで進んだ時に気付きました。あれ?公式スポンサーのブースがないぞ。来る途中にあったのを見落としたのかと一旦戻って眺めるも、それらしいブースは見当たらず。おかしい。どこかにあるはずだと思い、スタジアムの周囲をぐるりと回ってみることに。
あぁ、ありました。なんと駅とは180度反対側のスタジアムの裏側に。応援グッズが貰えるこのブース、今回の観戦では外せません。Portugalカラーの毛つき帽子をもらってにっこり。探してみてよかった。
Portugalキャップの上にこの毛つき帽子をセットし、さらに全身ポルトガル・サポーターとなってから、ゲートをくぐり階段を上がり、ついにスタジアム内へ。
真っ赤っ赤。真っ赤っ赤ですよ、このスタジアム。スタンドだけでなく屋根を支えるフレームまでもが全てベンフィカ・カラーの赤。そして白抜きでベンフィカ・リスボンの文字。美しい。
そしてデカい。デカいですよ、このスタジアム。さすがは6万5千人収容の今大会最大のスタジアム。やわらかなカーブを描いて上空へと伸びているスタンド。壮観。ぜひあの一番上に行ってみたい。
係員に聞いて教えてもらったシートは、メインスタンド1階席の後ろの方。イングランド・サポーター側のゴールエリア横くらい。う~ん、あんまりいい席ではないけど・・・。頭上の2階席が邪魔でちょっとモニターが見えにくいし・・・。立つと全然見えないし・・・。まぁとりあえず今はもうどうしようもないので、後で旅行会社に文句言ってやろと心に誓いました。
で、改めて落ち着いて周囲を観察。まだほとんど人の入っていない場内は・・・う~ん、それでもやはりイングランド・サポーターが優勢かな。2階席、3階席の先頭の壁?の部分にサポーターが掛けたフラッグの数もイングランド・サポーター側の方が優勢で、もちろんそのほとんどが白地に赤十字(St.George's Flagだったかな?)にチーム名や地名の入ったものです。
しばらく写真を撮ったり売店を覗いたりしながら待っていると、試合開始1時間前くらいに突然の歓声とブーイング。何事かとあわててピッチを見ると、イングランドの主力選手たちがピッチをのぞきに出てきたところでした。ルーニーやジェラード、コールといった面々がジャージ姿で出てきて、ピッチの状態やスタンドの様子を確かめて談笑してました。かなりリラックスした感じで。
次の大歓声は開始30分くらい前。両国の選手が練習に出てきて、練習を開始した時。ポルトガル、イングランド共に先発組と控え組は別メニューになっていて、先発組は柔軟やダッシュで体をほぐすことに専念し、控え組はボールを使ってキックの感覚を確かめていました。
ちなみにこの時注目していたのは、ポルトガルではまずはマヌエル・ルイ・コスタ。ところがどう見ても先発組に入っていなくてがっくり。それならばと次に注目したのはヌーノ・ゴメス。彼の得点感覚と男前っぷりに期待大です。とても絵になる選手なのでもっとブレイクしてほしい。
そしてイングランドではなんと言ってもルーニー。今までの試合で見せた精神的&肉体的強靭さと鋭いシュートに期待大です。ちょうど目の前でシュート練習をしていたので、もう目は釘付け。練習中もけっこうニコニコしてて、その度胸のよさを感じさせます。ルーニーはいよいよ本物になりつつあるので、ここでさらに上を目指してほしい。見た目よく似てるガスコインを超えるくらいにね。
やがて練習も終わり全選手が一旦引き上げた頃には、スタジアムは7~8割の入りで、かなり空席が目立たなくなってました。そしてこの時点でのサポーターの分布は・・・う~ん、見た目は五分五分かな。決勝Tということでサポーターが密集してなくて、全体的に赤・白のまだら模様な感じ。
旅行企画時から期待していた
「決勝T進出に沸くポルトガル・サポーターで真っ赤に埋め尽くされたルス」
という状態には、残念ながらなっていませんでした。うぅ。
そしてすでに大いに盛り上がっているサポーターの個人個人の声量や存在感そして応援の統一感では、明らかにイングランドが数段上でした。
やはり、イングランド・サポーターは世界最強、です。
街の中心ロッシオ広場もイングランド・サポーターに占拠されていたし、周辺のレストランもイングランド・サポーターに占拠されていたし、世界中のどこにでも大挙して押し寄せるイングランド・サポーターの勢いと、全員が一体となった見事な応援は、たぶん誰も止めることができないでしょう。世界中どこでもホームにしてしまうと言われるその絶大なる威力、身をもって思い知らされました。すごいぜ、イングランド・サポーター。
ついに審判に続いて選手がピッチに登場し、国歌斉唱に移る間も、イングランド・サポーターの勢いが衰えることはありませんでした。
しかし、ポルトガルの国歌斉唱の時だけは、さすがにブーイングを上回る大合唱。ポルトガル・サポーターここにあり。よーし、歌うぜ!タオルマフラーを掲げて、大合唱に合わせて歌います!適当にね!うーわーあーってな感じで!そして一段と声が大きくなって国歌が終わり、まさに大歓声に包まれるルス。うん、これだよ。この雰囲気だよ。来てよかったよ。
そして互いに握手し、写真撮影し、選手がピッチに散り、サイドが変わって目の前にポルトガル選手が来て、オーウェンとルーニーがボールの近くに立ち、後は試合開始のホイッスルを待つばかり・・・
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