April 20, 2005

生首に聞いてみろ

■生首に聞いてみろ
□作者 法月綸太郎
□出版 角川書店

このミス」今年度ダントツの1位で、評論家も大絶賛ということで、ハードカバーの高い本(定価1800円!)を珍しく購入しました。

普通は文庫化を待つんですけどね。

そして、夜11時から読み始めて、朝の4時までずーっと読んでました。

というわけで、感想です。

う~ん・・・

あの結末は、緻密に配置された伏線と完璧なロジックから導き出された結論・・・なんでしょうか?

正直に言うと、ついていけませんでした。

途中まではよかったんですが、後半になって複雑な家族関係にストーリーの焦点が移っていくあたりから、徐々に興味が離れていってしまったように思います。

それは、明快な論理とは全く別の、ドロドロした人間の情念の世界で、その世界を完璧なロジックだけで説明しきることは、正直不可能なのではないかと。

ただ、その「このミス2005」のインタビューで、作者はこう言っていました。

「最近現実世界で起きている、人間性の感じられない、いわゆる猟奇殺人を書くことはできるけど、それはしたくない。やはり犯罪は人間の意志が起こすものだから。」

つまり、この作品で作者が挑んだのは、まさに後半から終盤にかけての展開にこそあるわけです。

説明不可能とも思える人間の情念を、ミステリならではの明快なロジックで解き明かしてみよう、と。

なるほど。

この点を踏まえた上で、また、もう一度、読み直してみようと思います。

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August 25, 2004

OL進化論

たまにコンビニや本屋でモーニングを手に取った時に必ず読んでしまうもの。

「蒼天航路」と「OL進化論

そのOL進化論の’89~’90をまとめた1巻、’91~’92の2巻の2冊がモーニング増刊として発売されたので、コンビニで買いました。

うん、やっぱし面白いです。

特に一連の社長秘書令子さんシリーズは最高です。

すでに10年以上前のものなのに、昔も今も世のOLさんは変わってないんですねぇ・・・。

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August 18, 2004

AKIRA・カラーコミック

大友克洋監督の最高傑作「AKIRA」のフルカラー総天然色コミック6冊、ようやく全巻揃えました。

で、今回初めて原作を通して読んだんですが(今さらですけど)、映画版と比べての、ストーリーの厚みの違いに驚きました。

映画版では脇役のヘンな宗教のお婆ちゃんにすぎなかったミヤコ様が、原作ではストーリーのカギを握る人物として大活躍します。AKIRA君も映画版ではその存在があいまいに描かれていたのに対し、原作ではきちんと実体を持った少年としてずっと登場し続けます。映画版でテツオの学校のガールフレンドとして登場したカオリは、原作では違う形で登場し、違う役割を果たしていきます。

そして何よりもストーリーが格段に分かりやすいです。映画版では、テツオが最後に暴走したのはなぜか、そこにAKIRAの力はどう作用していたのか、そして最終的にどうなったのかが、今ひとつはっきりしないのですが、原作ではそれぞれにきちんと理由付けがされていて、納得のいく結末になっています。

つまり、読んでみてよかったなと。大満足です。

ただし、3800円×6冊=22800円は、ちょっと高すぎるよ!

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